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秋田国際教養大学の視察を終えて

5月17日(水)

今週は東京、秋田に出張。
視察調査です。

秋田国際教養大学に行ってきました。
授業はすべて英語でやっていることで有名な大学です。
そのことばかりがクローズアップされていますが、大学には「社会に通用する学生を育てる」という大きな「使命」があります。
その「社会」のグローバル化が進んでいる今、一体どんな人材がこれから必要とされているかのか。秋田国際教養大学ではしっかりした「ターゲット」のもとに教育が行われています。
大学は「県立」です。しかし、日本各地から本当に優秀な学生が「この大学に入りたい」とやって来ます。
少なくともそんな大学にしないと。これから絶対に生き残っていけないと思います。

授業を聞きました。OEDについての講義でしたが、十数名の少人数で、もちろんすべて英語です。
海外の会議で英語は避けて通れません。それをわかっていながら日本では一行に進まない。
秋田国際教養大学ではそれが徹底しています。
そして「教養」を大事にしていること。
専門は「大学院」でという姿勢です。
考えてみれば、いくら専門のことを教えても、基本ができていなかったら、理解力も応用力もありません。基礎教養をないがしろにしてきた今までの教育にメスを入れないと。それがないから社会で通用しないんだと思います。
言いたいことは山ほどありますが、6月議会でしっかり質問させていただきます。
島根の将来、子供達のためですから。

対価を払う大切さ

5月5日(土)
今日の新聞に、ほんの小さな記事でしたがLCC(格安航空)のトラブルについて載っていました。
先日、何らかの理由で運航が出来なくなり、その時に払い戻しの対応しかしなかった事で、乗客からクレームになったということです。
乗客は代替便の手配もなく、結局割高な他社便やJRに振り替えざるを得なかった為、余計に高つき、時間もかかったと文句を言っていたそうです。
私から言えばそれを理解した上の事であり、仕方ないのではと思うのですが…、いずれはこのような非難にさらされるのではないかと思っていました。

欧米ではバス感覚で多くのLCCが運航しています。
私が初めて利用したのは今から7年前、ロンドンから妹が住むミュンヘンに行く時でした。
「Easy Jet」が安いということでネットで調べたら、びっくり!往復で49ポンド(当時約9800円、今だと5900円)でした。
友達から、「あとひと月早かったら、もう少し安かったよ」と言われて、更にびっくりした事を覚えています。
それからLCCを利用して、いろんな所へ行きました。
但し、時間通りには飛んだことは一度もありませんでした。欠航はなかったですが、長い時は半日待たされました。
ミュンヘンも3時間は遅れたでしょうか。迎えに来てもらっていたのに、申し訳ない事をしてしまいました。
だから乗るたびに、いつも「飛んだだけでもよかった。」そう思っていました。
LCC、余計な経費を抑えているからその料金で乗れるのであって、それを顧客にしっかり理解してもらった上で乗ってもらわないと。
日本人はそんなの慣れていませんから。サービスしてもらって当然だと思っていますから、日本でしっかり認知されるにはもう少し時間がかかると思います。

やはり行きすぎたコスト競争は良くないのではと、最近つくづく思います。
先日のバスツアー事故もそう。
しっかり対価を払うことで、「安心、安全」が確保された方がいいのではないでしょうか。
食べ物にしても同じ。
結局「安いもの、安いサービス」に流れていくことで、私たちは知らないうちに自分たちの首を絞めてしまっているのではないかと思います。

先日スイスに農業視察に行かれた方のお話を聞きました。
ご存知の通りスイスはEUに加盟しておらず、しっかり関税を維持しています。
農業、林業を保護し、関税が高い訳ですから物価も高いですが、ご存知の通り信頼される商品を沢山作っているので、輸出もそこそこあります。だから所得も高い。
小麦などは輸入に頼らざるを得ませんが、特に食糧に関しては地元の産品を優先的に消費し、国土を守っています。
日本が学ぶべき事は多いのではないかと思います。

EU、二つの選挙結果に思う。

5月7日(月)
結果はわかっていたにせよ、いざ結果が出そろうと本当にこの先大丈夫かと思ってしまいます。
フランスの大統領選挙、ギリシャの総選挙が終わりました。結果は・・・、現在の緊縮財政策に対しNOを突き付けたものでした。一般国民は「これ以上はごめんだ」ということなんでしょう。
ギリシャの放漫財政、どう考えてもおかしいです。前からわかっていたのに、早く手を打たないといけなかったのに…。問題が表面化した時にスパッとやっていればよかったのですが、民衆にじわじわと厳しい対応を迫り、抵抗する時間と口実を与えてしまいました。わけのわかんない政党も含め、野党が大躍進したようです。
この先EU離脱も有りだと思います。そうしたらまた大混乱です。第2、第3のギリシャがEU脱退でもするようになったら、それこそEU解体に繋がりかねません。

ヨーロッパの経済統合、一時は成功したかに見えました。でも、長年続いてきた一部の国の放漫財政は矯正できなかった。やはり無理があったんです。
混乱するヨーロッパ経済は世界中に影響を与えます。円高も進むでしょうし、物が売れなくなれば、日本ばかりでなく、一大輸出国に成長したお隣中国や韓国の経済も大きな打撃を受けてしまいます。先が本当に見通せません。どうなるのか、いつまで続くのか。

自然災害と何ら変わりません。日本がどうしたって世の中の大きな流れには逆らえない、波の呑まれてしまいます。一地域の混乱が、世界中に影響していく世の中になったのです。

あるジャーナリストの方が書いていました。
かつてニュージーランドのボルジャー首相が、当時訪問していた橋本龍太郎元首相に行政改革成功の秘訣を聞かれて「国民が何が起きているかわからないでいるうちに、急速かつ強権的に改革を進めることだ。」と答えたそうです。
政治の決断とはそのようなものだと思います。
そう言えば、村山内閣の時、阪神淡路大震災の復興担当大臣に任命された小里貞利さんのお話を直に聞く機会がありました。村山首相から復興の全てを任せられた小里大臣は、がれきの処理、仮設住宅の建設を即決即断。いち早い復興に結び付けました。
現政権は何をするにもあまりにも遅い!

自分の国は自分で守るしかありません。
そして何よりもスピードです。
その為の増税、制度改革、経済成長のための施策。被災地復興も含め数年先のビジョンをたて、何もしなくてもその目標に向かって突き進んでいけるように、一発でまとめ上げてほしいです。
もう時間はありません。今しかないと思います。

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