格差 海外の事情

2016-02-28

2月28日(日)

月日が経つのは早いですね。もう2月も終わり、あさってから3月です。

この間お正月だったと思ったのに…。

県議会も質問戦の真っ只中です。

我々は県政を論じる立場、国政の中での経済・外交・防衛や諸国策について、意見は言えても、決定することはできません。それは国会議員の先生方にお願いするしかない。

今、国内における様々な格差について、盛んに論じられています。

しかし、日本は単一民族国家なので、これでもまだ差は少ない方ですが、着実に広がっています。

今、ヨーロッパでは移民問題が深刻化になっていますが、実は今までにもあったわけで、その移民の人たちが其々の国の底辺の仕事を安い給料で受け持っているのです。

国によってまちまちですが、人口全体の10%から20%。不法移民も加えると、もっと多くなります。日本の貧困率が16%台で、OECDの中でかなり低いということですが、日本は単一民族国家。数字だけを捉えるのではなく、移民の状況も含め、内容をもっと精査しないといけないと思います。

私もイギリスに1年いてその現状をしっかり見てきました。

店舗の清掃やレジ、商品整理や品出しのほとんどは移民や出稼ぎ労働者。それらをマネジメントする人たちや幹部がイギリス本国の人たちです。

日本ではすべての職種を日本人でやってます。この違いは大きいし、現地で経験した人でないとわからないでしょう。合理化と価格競争がすさまじい。日本の比ではないです。

 

思うに、格差はグローバル化とテクノロジーの進歩が大きな原因ではないでしょうか。

スリランカの縫製工場では1日200円、月6000円にもならない給料で働いています。

日本で同じ仕事をするのであれば、敵うわけがありません。同じ仕事であれば必然的に給料はあがらない。

そして機械に置き換えることのできる仕事は、どんどん増えていった。

これまでの一部の労働力の価値の低下です。これは今後さらに加速するでしょう。

テクノロジー化を進め、駆使する人が評価され、そっちは高い給料を手にする。

 

ヨーロッパの移民の人は、今の状況をどう思っているのでしょうか。

私は店で働いていたイラン人の掃除のおじさんのことをよく思い出します。

大学教授だったその人は、イラン革命の時に命がけで亡命したそうです。

事情もあったでしょう。安い時給で黙々と働いていた。

でも、私はいつも敬意をもってその人の話からいろんな話を聞かせてもらった。

私と話す時、彼はいつも『先生』の顔でした。

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