5月30日(水)
昨日、今日と島根県立大学浜田キャンパスに行きました。
大学の講義、授業の様子を、一緒に参加しながら見てきました。
先生、生徒の皆さんの邪魔にならないようにしたつもりですが…、協力していただき、大変感謝しています。
事務局の皆さんにも本当にお世話になりました。ありがとうございました。
私は現在、島根県の農水商工委員会委員長という職にありますが、何を置いても「人財育成」。人材ではなく「人財」です。人財が全て。人財こそ県の宝だと常に思っています。それがなければ産業振興など出来るわけがない。後継者の育成、島根の将来を支える人材の育成を本気でやるなら、中途半端な取り組みでは絶対にいけないと思います。
しっかりした目標、育成ビジョンを掲げ、本気で取り組まないといけません。
島根県においてはその体制はまだ不十分であると私は認識しています。
私は二十数年厳しい経済社会に身を置き、様々な経験を通して生き残ってきた中で、その事を痛感しています。
島根の子供達のためです。何を言われようが、孤軍奮闘頑張ります。
「社会を出る覚悟を持たせて子供達を送り出す。」これが我々大人が島根の子供達のために果たさなければならない、一番重要な責任だと思います。
昨今の甘い考えを持った子供たち、そしてその親たちを厳しく叱ってでも、徹底してそのような教育をしていかなければなりません。
そうしないと将来困るのは子供達だから。
今日、県立大学浜田キャンパスでいいお話を聞かせていただきました。
インドと韓国に海外研修に行った学生たちの報告会です。
それぞれたった1週間余りの研修でしたが、得るものが大きかったようです。
コミュニケーションの大切さ、英語の大切さ、そして両国の学生たちのハングリーさを目の当たりにして、やっと学生たちは目覚めてくれました。
その影響の大きさ、そして新たに芽生えた強い意志がひしひしと伝わる発表会でした。
これがいつも言っている「気づき」の大切さです。
きっかけはいろいろあると思います。今回は海外での今まで経験したことのない体験からです。
夢を持つ。目標を持つ。様々な困難があり、挫折したり、計画を変更しなければならない時もありますが、それでいいんです。やり直せば、別の方法で再チャレンジすれば、それは「失敗」で終わりませんから。
そんな「強い心、意志」を持った子供達を一人で多く育てて行くことが、我々大人の役目であり、責任だと思います。
私は島根県立大学が「夢」を描ける学生たちが育っていく人財育成機関になってくれることを望みます。
そのためにはどのような支援も惜しみません。
学生たちは、いつまでもこの経験を忘れないで欲しい。