先日、参議院で二地域居住を促進する改正法案が成立した。田舎への分散二地域居住を促進するための法改正なのだが、なかなか投資しずらい田舎での仕事場や居住地整備などを充実させることはともかく、税体制はどのようになっているのか。地方にメリットがない限り、なかなか進まないのではないだろうか。今回の法改正を皮切りに、ふるさと納税のような回りくどい地方への税配分見直しではなく、地方の居住や会社移転のメリットがはっきりした制度の確立を期待したい。さもないと、地方は本当に沈んでしまうし、日本の少子化の歯止めもかからいと思う。