年の瀬になっても広がり続けるコロナの病。寒くなればまた広がり始めるのではないかとは言われていましたが、さらに大きく広がる状況に、これから先どうなるのか、不安は募るばかりです。そう思うと、我々は今までリスクについて十分な教育を受けることはありませんでした。「リスクはゼロにすべき」と言った考えは無謀です。重要なのは、如何にリスクに向き合い、対処するか。「リスクゼロ」など人間の思い上がりでしかありません。今回のリスクによって、それぞれ個人は、いかにあふれる情報を冷静に判断し、対応できる能力を持っているか。また、行政は、いかにわかりやすく持てる正しい情報を整理し、対策、対応を知らせる事が出来るか。この重要性が試されたのではないかと思っています。島根県はどうだったでしょうか。重要なのは順応性、状況に合わせて行動できる能力です。これから世の中は着実に、また劇的に変わってくると思います。しかし、太古の昔から生き残ったのは一番強いものでも一番賢いものでもありません。弱くても、環境変化に順応できたものです。島根県もそのようにならなくてはならないと思います。47都道府県中人口も財政規模も最も下位のグループにいる島根県。同じような事をやっていたのでは、この先沈んでしまいます。この変化に対応し、生き抜くためにはどうするか。強みを見極め、小回りを利かせ、変化にいち早くマッチした県政運営が必要。丸山知事と一緒になって進めていきたいと思います。