島根県議会議員 池田はじめ

夢ある郷土づくり

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買い物 考

2月26日(金)
世の中ずいぶん便利になったもので、お店に行かなくても、欲しいものが簡単に、直ぐに、しかも安く手に入れられるようになりました。
これって、良いのか悪いのか。

私は以前、物を売る仕事をしていましたから、その奥深さを知っていると、素直に「良くなったなあ」とは言えません。

わかりやすく言うと、お客さんって、ただ単に「物」を買っているんじゃないんですよね。
その間には店の人との「信頼関係」や、その「物」に関するストーリーだってある。
現役時代、私はそれを大切にしてきました。
「物」に関するストーリーって?
それは「物」一つ一つに対する「思い入れ」です。

どうしても欲しいおもちゃがあって、何度もお店に通い、やっとの思いで手に入れた(買ってもらった時)その時の思い出って鮮明に覚えていませんか?
それまでのいきさつはもちろん、その時の天気だったり、来ていた服だったり、学校のつまんない事だったり。いわばその頃の「思い出」ですよね。
「物」に愛着を持って大切にする人は、そういう経験を沢山積んだ人だと思います。

「物」があふれ、簡単に手に入る世の中。今一度「物」に対する思いを大切にする事を考えたいものです。

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