コロナも収まる気配がない中で、静かに新年を迎えました。ただ、出雲大社をはじめ観光地は賑わいを取り戻したようで、人々の暮らしも普段の状況に戻ってきたのではと感じます。さて、これからの一年、日本はいったいどうなるのか。現在のような危機的状況を見るにつけ、私は戦後政策を検証し、もう一度正しく見直していくことが一番重要ではないかと考えます。日本は昔から「災害史観」で全ての歴史的変化をとらえてきました。「起こった事、結果は仕方ない」と、諦めが先に来て、それよりもどう立て直すかをまず一番に考える思考です。だから大東亜戦争に敗れ、それ以降アメリカの属国になるような状況になってしまっても、甘んじて受け入れた。それはその方が復興しやすかったからです。そしてアメリカは、あの手この手を使って二度と日本が戦前のように地位を復活できないようにしてきました。憲法、財政法、食糧安保、日米同盟、全てそうです。アメリカの属国の立場のままに、ずっとアメリカの手の上で踊らされ続けてきたのです。日本が頭一つ抜け出そうとすると、必ずたたかれる。その繰り返し。このままだと今後もずっとそれが続きます。このような弱い国のまま、この日本は滅んでしまうのか。遠い将来、長い歴史から見れば一地域の不幸な一ページとされてしまうのでしょう。そうしない為にも、今こそもう一度国の威信をかけ、国としての在り方を考えていかなくてはならない時だと思います。我々が今地方で必死にやっている「地方創生」は、単なる悪あがきでしかなくなってしまうのかもしれません。でも、やるしかない。