9月19日(水)
日本人は、太古の昔から自然に対し畏敬の念を持っていました。それは、度重なる自然災害が、人々の生活に多くの影響を与えていたから。
日本列島は、自然の様々な猛威にさらされる宿命を持った地域であり、日本人は昔から「天災」を甘んじて受け続けてきた歴史があるのです。
「天災には逆らえない」。なので、昔から農地を整備したり建物を建てるのにも、地鎮祭を執り行って土地の安全を祈願します。
そして、先人たちはハード・ソフト両面に於いて、懸命に、出来うる限りの国土強靭化を進めてきたのです。そして役立つ多くの土木技術を研究し、蓄えてきました。その歴史も、培った技術の継承の大切さも知らず、今、災害から守られている状況を「当然の事」としか思っていない国民がいかに多いか。
自然災害が多発する昨今、防災はバード整備があって初めて為されます。ソフトだけではいくら頑張っても無理です。ハード・ソフト両方で為せるのです。
その事を忘れてはならないと思います。