島根県議会議員 池田はじめ

夢ある郷土づくり

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日本の没落は間近

朝河貫一、のちに日本人初のアメリカ・エール大学教授となる人物は、日露戦争後の日本の動きを憂い、1909年「日本の禍機」なる書物を著しました。その主張は「日本を孤立して国運を誤るなかれ」果たして日本はまんまと西欧列強の策に乗り、戦争へと舵を切り、国をどん底にまで貶めてしまいました。その間たった30年から40年。今日本は「失われた平成の30年」を憂いていますが。令和はその集大成の時代となるのではなでしょうか。先日近々起こるであろう南海トラフ地震の被害予測が示されました。被害額1410兆円、死者32万人と、東日本大震災の15倍から20倍もの被害となり、国を亡ぼすレベルの被害です。日本は滅んでしまうのでしょうか。今から270年前、リスボン大地震が起こりました。その頃ポルトガルはスペインと並ぶ世界を二分する超大国でした。しかし、この地震によりリスボン市の9割近くが被害にあい、その後二度と立ち上がることができず、今ではポルトガルは何の産業もない発展途上国となってしまっています。関東大震災は事情が違います。当時東京の被害は全体の4割ほど。またその頃の日本は現在のような人口の一極集中は起こっておらず、産業も分散していました。なのに日本はまだ災害の危険性が高い大都市の利便性をさらに向上させようとする開発(首都高の地中化など)が進められています。地方の何十倍ものお金をかけて。全く狂っている。国の没落は30年あれば十分です、日本の没落は間近です。

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